超伝導バルク体作成に使用する材料の紹介
私たちは現在イットリウム系高温超伝導バルク体を作成しています。だいたい半径1cm、厚さ1cmくらいの大きさです。詳しい話はとりあえず後回しで、今回はまず作成に使用している材料の解説をしたいと思います。
Y123(YBa2Cu3Ox)
超伝導体における超伝導の部分を担っている材料です。いわゆる主演です。
Y211(Y2BaCuOx)
超伝導体における常伝導の部分を担っています。いわゆる助演です。
酸化セリウム
Y123やY211を均一に分散させる材料です。いわゆる監督です。
種結晶(NdBCO on MgO)
バルク体の表面に置いて、高温にすることでここから結晶を成長させていきます。物語の冒頭ですね。
使用しているものはこんなところです。今後はより詳しい理論について解説したいと思います。
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